当社は不織布を裁断・縫製・ラミネート、それから立体成形など用途によって様々なカタチに加工し、お客様との用途開発を展開してきました。
それは自動車に限らず、オフィス、医療、土木などでも多く使われております。
ラミネートや成形など、高付加価値を与える加工技術で、これからも世の中の役に立つ製品を提案してまいります。
不織布×裁断
早くつくる、大量につくるを実現できます。
不織布は基本的に1枚のシート状またロール状で供給されます。それらが最終製品に至るまであらゆる加工が行われますが、当社で長きにわたり使っている裁断という加工があります。最終的に立体的な製品になるものも、部品ごとの2Dデータ通りにカットすることで後加工につなげます。
また当社で生産しているフェイスシートのように、3次元形状が必要無いものは裁断によって最終製品に仕上げます。

不織布の種類によって生産性は異なりますが、スパンレースやスパンボンドなど低目付で薄いものについては一度に大量の生産が可能になります。
また当社ではトムソン刃を用いたプレス裁断や、金型作成不要のNC裁断(CAM)の主に2種類の裁断工程で、不織布など素材の種類や必要数、また試作納期などによって工程を使い分けております。
現在では、この加工技術を活かした不織布製品は自動車、雑貨、衛生用品など幅広く使われております。
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不織布×縫製
シート状から「立体にする」という新たな付加価値を与えます。
不織布はファブリックと同様に縫製加工が可能です。当社では、1枚の不織布、または複数枚の不織布を合わせて縫製することで、「立体形状をつくる」、「袋状にする」加工を行います。
自動車シートウレタンパッド補強布の製造工程では、裁断後の平面状の不織布をウレタンパッドの形状に合わせた立体形状にするため、縫製加工が施されます。
当社では不織布成形でも立体形状をつくることができますが、縫製のみで立体形状をつくるメリットは、成形型の作製が必要なく、簡単な形状または小ロットの場合は比較的安価に生産できるということです。
また、不織布を重ね合わせ、端末を縫製して袋状にしたものは、排気口フィルターや梱包用の袋として使用されます。
縫製糸と不織布の素材を合わせることで、モノマテリアル化にも貢献できます。
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加工に適した不織布
・スパンボンド
・スパンレース
・ニードルパンチ など
用途例
・自動車シート用ウレタンパッド補強材
・排気口フィルター
・不織布製エコバッグ
不織布×成形
当社のキーテクノロジー、深絞りや連続性で高付加価値な開発をご提案できます。
当社では、金型を使用し不織布を立体形状にする成形加工を行います。
従来、成形品と聞けばウレタンや樹脂、セラミックなどのイメージがございますが不織布を成形することでこれらにない新しい可能性を創出することができます。
不織布はシート状であり、金型を使ったプレス成形の技術で成形します。当社が得意としている「冷間プレス」の成形工法は繊維の良さを損なわずに成形することが可能です。
通気性や通水性、また吸音性など不織布が持つ特長を活かした成形品のご提案が可能です。
また不織布というのは繊維からなるものであり、極めて軽量です。
過去に「樹脂製品からの代替で」や「より軽くて高性能なものを」といったご相談に対し当社の不織布成形品が採用された実績もございます。
素材に熱を加え成形する「冷間プレス」のほか、樹脂に近い仕上がりにする「熱プレス」成形も可能です。また、不織布の目付(重量)を変えることで剛性感も調整することが出来ます。当社では100〜2,000g/㎡の不織布を成形することができます。
採用例として、自動車シートパッド補強材があります。
近年、自動車シートの仕様追加や形状の複雑化などが進んでいます。そのような複雑な形状に対しても、連続プレス・真空成形、深絞り成形など当社独自の技術を活かした高精度な再現性をご評価いただいており、お客様の作業性向上に大きく貢献しております。
成形加工に適した不織布(ニードルパンチ、エアレイド、タテ型不織布)
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不織布×ラミネート
異素材との貼り合わせ、加工までのトータルで一貫生産できます。
当社にあるラミネートという製造工程は2種類の生地を貼り合わせることで素材自体の付加価値を高めることが出来ます。ウレタンや基布の貼り合わせも多いのですが、当社のボンディングラミネートは不織布と異素材の貼り合わせを行うことが可能です。

例えば、当社製品のサイドパネルカバーについて、こちらは成形加工ができる不織布と表皮材を貼り合わせています。表皮材にない「成形性」と不織布単体にはない「意匠性」の双方を確立させました。これらの応用をもとに、PET表皮とPET不織布のボンディングラミネートを行うことで材料の「モノマテリアル化」を実現することが出来ます。
ほかにも、「不織布と使いたいが通気を無くしたい・・・」といったご相談に関しても非通気のフイルムと不織布の貼り合わせを行うことでフイルム単体にはない加工優位性や嵩高な感触と付与したフイルム生地のご提案も可能です。
当社で使用しているラミネート工程はロールtoロールの貼り合わせ工程で購入した2種類の原反をそのまま投入し貼り合わせております。
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