不織布とは文字の通り、織らずに繊維を交絡させてシート状にしたものを言います。
日本産業規格(JIS0222:2001)では以下のように定義されています。
「繊維シート、ウェブ又はバットで、繊維が一方向又はランダムに配向しており、交絡、及び /又は融着、及び/又は接着によって繊維間が結合されたもの。(以下略)」その製造方法については様々で、用途や機能によって使い分けられております。今回はその中でも、当社が取り扱う不織布を中心に、そのメリットや活用方法などを紹介します。
ニードルパンチ
メリット
・裁断、成形、ラミネートなどといった加工優位性
・目付や厚み、また風合いなど用途によって工夫が可能
用途例
・自動車シート用ウレタンパッド補強材(詳細)
・パンチカーペット
・土木用護岸シート
・パッケージ品 など
特に、当社の成形加工との相性が良く、
軽量性や通気性、またデザイン性などの高付加価値を与えることが出来ます。
スパンボンド
<工法イメージ>

【画像】株式会社ツジトミ様より(詳細はこちら)
ノズルから溶出した長繊維を延伸してウェブを形成し、熱ロールにてシート状にする工法です。
ニードルパンチ製法に比べ、より目付の低い不織布を製造することが可能であることが特徴です。
また表面の仕上がりにおいては毛羽立ちが少なく、材質によって光沢感のある不織布を製造することが可能です。
メリット
・エンボス加工が可能
・毛羽立ちが少ない
・強度を保ちつつ、成形加工ができるものもある
用途例
・フィルタ―
・吸油・吸水マット
・防草シート など
サーマルボンド
<工法イメージ>

【画像】株式会社ツジトミ様より(詳細はこちら)
熱によって溶け出す繊維を使用し、ウェブ内の遷移を融着して結合する製法です。
接着材を使用しないことで、安全性に適したものを製造できます。
■最後に・・・
そんな不織布を当社が様々な方法で「カタチに」することで、自動車内装材やオフィス家具、医療用途などで皆さまの暮らしを支えています。
当社は「繊維加工のリーディングカンパニー」を目指し、お客様の用途に合った不織布加工品を素材の提案から行うことが可能です。(お問合せはこちら)
現在も、不織布を使った様々な用途開発に取り組んでおります。リサイクルや吸音に特化した製品、またフィルムやスエードなど異素材との組み合わせ、加工方法によって同じ不織布でも全く違った付加価値を創出することが可能です。
